作曲や打ち込みのためにピアノを学び始めた方から、よくこう聞きます。
「ギターは1つの形を覚えて平行移動すれば済むのに、ピアノはコードごとに形が変わる」
その通りです。そしてここで挫折する方がとても多い。この記事では、ピアノのコードを5つの「形」に分類して覚える方法を紹介します。
ギターとピアノの決定的な違い
ギターは、フレットが等間隔に並んでいます。だからコードの押さえ方を1つ覚えれば、そのまま横にずらすだけで別のコードになる。
ピアノは違います。白鍵と黒鍵が不規則に並んでいるため、同じ「メジャーコード」でも、Cは白白白、Dは白黒白…と見た目が変わってしまう。
だから「形」で分類する
5つの形に分類する
動画で紹介しているのは、指の高低差のパターンで分ける方法です。黒鍵は白鍵より高い位置にあるので、押さえたときの手の形が変わります。それを5種類に整理します。
| 形 | イメージ |
|---|---|
| 1. 平ら形 | 3本とも同じ高さ(すべて白鍵、またはすべて黒鍵) |
| 2. 山形 | 真ん中だけが高い |
| 3. 谷形 | 真ん中だけが低い |
| 4. 上り坂 | 右に向かって上がっていく |
| 5. 下り坂 | 右に向かって下がっていく |
メジャーコード12個は、この5つのどれかに必ず当てはまります。
覚える対象が12個から5個に減る。しかも「形」なので、手が形を記憶してくれます。
なぜこの分類が効くのか
理由は、人間は位置よりも形のほうを覚えやすいからです。
「Dメジャーは、レとファ#とラ」と音名で覚えると、毎回頭で変換が必要になります。ところが「Dは山形」と形で覚えていれば、手が勝手にその形を作ります。
これは、ギター奏者がコードを「形」で覚えているのと同じ発想です。ピアノにも形の共通性はある。 ただ、位置ではなく高低差のパターンとして現れるだけなのです。
練習の進め方
- 12個のメジャーコードを、5つの形に分類してみる
- 同じ形のコードをまとめて練習する(平ら形だけ、山形だけ…)
- 形を意識しながら、手の感覚で押さえる
- 慣れたらランダムにコード名を出して、即座に押さえる
- マイナーコードでも同じ分類をしてみる
2番がポイントです。同じ形をまとめて練習すると、共通点が体に入ります。 バラバラにやると、せっかくの分類が活きません。
この先の広げ方
形で覚える発想は、三和音以外にも応用できます。
7thコードやテンションコードも、手の形として捉えることができます。動画の説明欄では、7thコードを一瞬で押さえる方法の動画も紹介されているので、あわせて見てみてください。
目次
00:00 オープニング
00:10 概要説明
01:18 ギターコードの平行移動
02:22 ギターの利点
03:32 5つの形
03:42 1. 平ら形
04:22 2. 山形
05:09 3. 谷形
05:44 4. 上り坂
06:25 5. 下り坂
07:01 まとめ
あわせて見たい動画
こんな方におすすめ
- 作曲や打ち込みのためにピアノを学びたい方
- ピアノのコードがなかなか覚えられない方
- ギター経験があり、ピアノに移行したい方
- コードを効率よく身につけたい初心者の方
同じ内容でも、切り口を変えるだけで一気に入ることがあります。ピアノ弾き語り教室では、その方に合う覚え方を探しながら進めています。まったくの初心者の方も大丈夫です。